昨日ヨーロッパから戻りました。

旅中は自分の時間がありすぎるほどあって、
過去を振り返りまくったり
未来について思い悩んだり・・

考える時間がほんと多かったなーー。


素晴らしい芸術にこころゆくまでひたることができたのは至福だった。
ほんと幸せだった。

なんで私が、
アジアもアフリカも南米もすべてふりきって
学生最後の旅行をヨーロッパ、とはっきりきめていたかって
一言でいえば
ヨーロッパが美しいからだろう。

旧市街、
歴史のあるカテドラル、
赤屋根の家々。
坂道、港、トラム。

古く、おもむきのあるもの。

ただ歩いているだけで心がはずんでしまう、
その景色の中にとけこみたくてしょうがなくなる、
そんなのが私にとってヨーロッパなのだな。
そんなのが、私を、大自然よりも遺跡よりもなによりも
ひきつけたのだろうなあ。

街並みばかりでなく、
お店のディスプレイ、
ふつうの家ののきさき、ポーチ、
道端の自転車。

そんなものたちが、いちいち、好きだった。



この旅では、たくさんのすばらしい絵をみることができた。

・プラド美術館
・ソフィア王妃芸術センター
・ティッセン=ボルミネッサ美術館
(以上マドリッド)

・グルベンキアン美術館
(リスボン)

・ピカソ美術館
・ミロ美術館
(バルセロナ)

・プティ・パレ
・マルモッタン美術館
・市立近代美術館
(パリ)

・ゴッホ美術館
(アムステルダム)

かぞえてみたらちょうど10.
貧乏旅行だけど絵だけはケチらず観た。


とくにゴッホは、本当に観たくて。
最後の都市だったので、所持金を計算して、ゴッホに入ってオーディオガイド借りれるだけのお金はとっておいた。
なけなしのお金をはたいて、
ガイド借りて、やるきまんまんで午前中に入館。
時計をもたない私。
6時のアナウンスがなるまで、まさに時間を忘れてしまった。
じっくり観るつもりではあったけど、
まさか一日いるとは思わなくて、自分に若干ひいた。。


あと、ティッセン=ボルミネッサは予想外によくて。
特にミュージアムショップが。(笑)
ここで、好きな絵、好きな画家にたくさん出会えた。
絵画のことはもともと疎いんだけど。
でも、全部は、みきれなかった。
またマドリッドにいったら絶対いきたいところです。


パリのマルモッタン。
オルセーと天秤にかけてこちらをとった。
パリくらい、またいつでも来るだろうと。
ルーブルもオルセーも、また来れるだろうと。
今みたいものをみようと。
ここで、モネが好きになった。


リスボンのグルベンキアン。
イスラムや中国の本当に素晴らしい鮮やかな芸術の中にあって
ひときわ繊細に、上品にたたずんでいた日本の芸術。
小物入れ、印籠など、こまごまとしたものたち。
派手ではないけど本当に落ち着く色で。
”どーだ、これ私の国からきたんだぞ”って、
まわりの欧米人に言いたい気分になった。
でもこの美しさ、
欧米人は美しいとはおもえても
ほんっとには、このよさはわかんないんだろうな~。
なんて思ったりして。


西洋の絵画も、たぶん私は理解はできないけど。。。



まあ、それぞれの美術館について語り出したらきりがないくらい、
ほんとうにたくさんのよい絵を眺めて
幸せだった。。。



絵画ばかりではない。


アルハンブラ宮殿の彫刻はとても人間業とはおもえなかった。
どれだけながめていても
美しい、を通り越して
不思議で不思議でしかたなかった。
なんで?なんで?
なんでここまでできたの??????
って疑問符で頭がいっぱい。

昔の人ってすごいんだ。
科学技術を発達させた人間は、
それによって失ったものがあるんだね。


オランダでは大好きなディック・ブルーナのミュージアムへ。
彼がナインチェをうみだすまでにどれだけ試行錯誤したのか、
そして今でもそれが続いていて、
あの小さなうさぎの女の子を描くのにどれだけ労力をついやしているのか・・
それを読む子どもへの気持ちがどれだけつまっているか。
それだけでなく彼の描くものが芸術としてどれだけ素晴らしいものか。
彼に影響を与えた画家の中に、私の好きなDuffyもいて、
何か嬉しくおもった。




試行錯誤
凝り、
たゆまぬ努力、


そんなシンプルで誰でも可能なことが
誰よりもできる人たちが
芸術家なんじゃないかって、
私はこのたび全体をとおしてそう思ったのです。



日本に帰ってからの毎日で
それを忘れないようにすごさなきゃ、と
思ったりしています。